
Accelerated Resolution Therapy (ART) について
語らずとも、こころとからだの癒しへ
Accelerated Resolution Therapy(ART)は、つらい体験を言葉にしなくても、こころと身体にやさしく働きかける、短期集中型の心理療法です。
イメージワークと左右の眼球運動を組み合わせることで、脳が記憶を「安心できる形」に再処理するのをやさしく促していきます。
過去の体験を詳しく語ることなく進められるため、話すことに抵抗がある方にも適したセラピーです。
ARTのアプローチ
-
イメージと眼球運動
つらい記憶や身体の反応に対して、クライアントは心の中でイメージを思い浮かべながら、セラピストの指の動きを目で追います。
この左右の眼球運動が脳の再処理をサポートし、記憶の負担を軽減したり、ポジティブなイメージへの置き換えが可能になります。 -
短期間での変化
ARTは、比較的短期間で変化を感じることが多いセラピーです。
多くの場合、1~5回程度のセッションで効果を実感される方もいます。 -
詳細を話さなくても大丈夫
過去の出来事について、言葉で詳しく話す必要はありません。
そのため、「話すことがつらい」「うまく言葉にできない」と感じている方にも安心して受けていただけます。
こんな方にご提案しています
過去のつらい経験が、今も心や身体に影響している
フラッシュバックや身体の緊張が続いている
話すことに抵抗や不安がある
短期間で集中的に取り組んでみたい
ARTは、PTSDや不安、うつ、パニック、強迫的な思考、喪失体験など、さまざまな心の課題に用いられています。
私自身は現在、このセラピーについての継続的な学びと実践を深めている段階であり、提供経験はまだ多くありません。
そのため、ARTを取り入れる際には、ご希望やご状況を丁寧にお伺いしながら、慎重に適用を検討させていただいています。
「話すのが苦手だけど、何とかしたい」
「身体に残るつらさが抜けない」
そんな方には、選択肢のひとつとしてご提案できればと思っています。
提供にあたってのご案内

まずは無料相談から
ARTにご興味のある方、また「どのセラピーが自分に合っているかわからない」という方も、まずは20分の無料電話相談をご利用ください。
あなたのご希望やご不安を伺いながら、無理のないかたちで一緒に方向性を考えていきます。
補足:EMDRとの違いについて
ARTは、EMDRと同様に眼球運動を用いますが、より構造化された短期的なアプローチで、詳細を話さずに特定の記憶をポジティブなイメージに置き換える点が特徴です。